必要最低限のお金があって、今の暮らしが楽しければ貯蓄なんていらないよ♪
将来が不安だし、老後の為にも貯金(普通預金)しないといけない!
さて、あなたはどちらのタイプに当てはまるでしょうか?
働き続けていれば給料はもらえるので、貯蓄せずに使える分だけ使ってしまおうと考えている、今が一番大事なAさんのような人が結構いるのでは無いでしょうか?
又、将来が心配な倹約化のBさんのように貯金は続けていて少しずつお金は増えているけど、目標金額に達するまでにはかなり長い道のりだと考えている人も少なく無いのではないでしょうか?
どちらのケースにおいても、1億円という資産を達成するためには、余程の賃金や報酬の多い高所得者でもない限り、夢のように感じる金額でしょう。
私は職業上、一般的なサラリーマンに比べて雇用保障は低いですし厚生年金に加入していない為、老後に受け取れる年金受給額も一般正規雇用で働く人よりずっと少なくなる予定です。(現在の月額の報酬が正規雇用で働くサラリーマンと比べた時に多い少ないや、国民年金基金や共済による積み立ての有り無しは一旦抜きにして。)
私は、老後の事を考えて倹約しているBさんタイプでしたが、単純に貯金額を増やすだけでは非効率であるという事を思い始め、資産拡大に取り組み始めました。
この記事では、誰でも欲しいと思うお金を貯める事について必要な心構えや、一億円という資産貯蓄が現実的な事であるのかどうかをまとめてみました。
お金持ちになる為に最低限必要な知識
お金持ちになる為に必要な事は、以下の2つの事を実践するだけです。
- 収入を増やす事
- 支出を減らす事
すごく普通の事で、「はぁ?何当たり前の事を言っているの?」と思われたかも知れませんが、これが実際には実践するのが凄く難しい事だと、多くの方が思っているのでは無いでしょうか。
収入を増やす方法
収入を増やすには、
- 現在就いている仕事の報酬を上げる努力をする
- 今より収入の高い仕事に転職する or 開業する
- 本業の仕事以外で副業を行って、別の収入を得る
- 仕事で得た収入を運用して、資産拡大を行う
といったような事が考えられます。
仕事の報酬を上げたり、転職や開業を行うというのは場合によっては難易度がかなり高く、副業についても現在就いている仕事の状況によっては、時間や就業規則により難しいケースがあるかも知れません。
しかし、誰でもできることであるのに特に日本人は実践している人が少ない「収入を運用して、資産拡大する事」について、もっと考えるべきだと個人的には思っています。
こちらについては、後ほど解説していきます。
支出を減らす方法
支出を減らすには、
- 自分が最低限必要な生活水準を見直す
- 浪費を減らす
- 浪費以外でも余計な出費を減らす
といった事が考えられ、これはどれも慣れれば誰でもできる事です。
最低限必要な生活水準とは
これは余程裕福な家庭に生まれて、お金に苦労する事は無かったという人じゃなければ、一度は経験した事だと思うので考えればわかるのでは無いでしょうか?
それは、初めて一人暮らしを始めたり、初めて社会に出て働き始めた時の事です。
現在の年齢にも依るかも知れませんが、その時から時間が経過していればいるほど、収入が増えていき生活水準が豊かになっていったのでは無いでしょうか?
これは特に今が一番大事なAさんタイプの人であれば陥りやす事です。お金は天下の回り物だからと考えて、
- 家賃が高い住居に引っ越す
- 欲しい物を好きなように買う
- 好きな食事を好きなように食べる
というように、生活水準を収入比率に合せていくパターンです。
でも、冷静に考えれば、生活水準を上げる事で得られるものが何かあったかも知れませんが、生活水準を上げなくても生きていく事は可能だったのでは無いでしょうか?
私は、基本的に浪費はあまりしない倹約化ですが、代用の効かない「心を豊かにする事」に対しては、お金を使います。例えばタイを始めとした海外を旅行をするといった事や、本を読んだり映画を見たりする事を指します。
それは、お金以上に価値のある「時間」を無駄に浪費しないようにする為です。
一度失った○年前の自分が、その旅行を行う事もその時学んだり感動を得ることができない為、こういった心を豊かにする事は倹約生活の中でも必要な出費だと考えています。
浪費を減らすには
生活水準を収入が低かったころや学生時代にまで戻せとまでは言いませんが、全く貯金ができないと思う人は、本当に必要な物は何で、本当は不要なものが無いかを考えてみる事で、浪費していた一部を貯蓄資金として捻出する事が可能になると思います。
今、身の回りにある物で使っていないものが無いか
→暫く(又は全く)使っていないものが多くあるほど、無駄な買い物をしている事になります。言い方を悪くすると、全く使っていないものについては高いお金を払ってゴミを購入してしまったのと同じです。
持っているものが最先端のものばかりで無いか
→壊れていないし、まだまだ使えるものが多いのに、最新機種という言葉に敏感で毎年買い替えているものがありませんか?月額使用料金で、最新機種が手に入るといった事は客が利益を得られる為の事ではなく、販売する側が利益を得られる事だという事に気づきましょう。
持っているものがブランド品ばかりでは無いか
→所持している衣類やグッズが、本当はノーブランドでも生きてくのに困らないはずなのに、高級ブランドや有名メーカー品のものばかりではありませんか?確かにブランド品は質が良く長く使えるという事があるかも知れませんが、高級ブランド志向の人はそのブランド品だけで飽きずに永遠と使い続けられる事が少なく、次から次へと新しい高級ブランドを手に入れたくなっている筈です。
余程高い家賃を払っているのでなければ、引っ越しにもお金がかかるので安い家賃の住居を探して引っ越せとまでは言いませんが、上記のような購入するものが「本当に必要なのか」「何故必要なのか」「廉価の代用品は無いのか」等を考えて、物を購入するだけで浪費は確実に無くせるはずです。
浪費以外の余計な出費とは
これには大きく2つあり
- 無駄に支払っている可能性がある手数料
- 無駄に支払わない方法がある税金
の2つです。
支払う必要のある税金を払わず、脱税しようといった違法行為を推奨するものではありません。
無駄な手数料とは、見えないところでかかっているお金や、自分でやれば支払わなくて済むお金を指します。
例えば、いざという時の安心の為にと、掛け捨ての生命保険に加入したり、分割払いで物を購入した時にかかる利子・キャリア端末を海外旅行に向けてsimフリー化する時に、キャリア窓口で行う際に発生する手数料等を指します。
例えば、生命保険の中にはよくよく検討すれば良い商品というものもあるかも知れませんが、何も考えずに勧められた商品に入ってしまうケースは一番危険です。
生命保険のセールスレディは、購入する人の利益よりも自分の成績を上げたり自社の利益をまずは考えているものです。自分たちが損をして顧客だけが利益を上げるという仕組みだったら、その企業はとっくに倒産してしまいますからね。
なので、ただ勧められただけの商品に加入していないかを考えた方が良いかも知れません。
生命保険に限らず窓口で何かの手続きを行う行為は、その利用する企業では人件費がかかっていることになる為、少なからずその費用を顧客から得た利益で補っている事になります。
現在は、インターネットが当たり前の時代ですので、窓口に行かずに自分でできる事は全て自分で調べて自分でやるようにすれば、いくつもの手数料を支払う必要が無くなります。
無駄な税金とは、課税される(税金がかかる)と思っていたものが、実はちょっとした知識を持っているだけで非課税になる(税金が減る・支払わなくて済む)といった事を知らずに支払い続けているお金です。
例えば、フリーランスでいえば経費に算出する事が可能であれば経費として算出し、確定申告を行う事だったり、フリーランス以外でも積み立て貯蓄をする際に所得控除対象となるものを対象とする事を指します。
確定申告でいえば例えば白色申告を青色申告に変えるだけで、45万円も特別控除額に差が出ますし、令和2年度からは、それをe-Taxで行えば更にプラス10万円の特別控除を受ける事が可能です。
令和元年までは、白色申告特別控除:10万円/青色申告特別控除:65万円 でしたが、令和二年からは基礎控除額が10万円プラスされた分、青色申告特別控除額が55万円に減額されています。それをe-Taxで申告する事によって今まで通り65万円の特別控除が受けられるので、更に10万円多く控除を受ける事が可能となるのです。
フリーランスでなくても、積み立ての為に確定拠出年金のiDeCoやNISA・積み立てNISAによる資産運用を行う事で、所得控除や運用益が非課税になるというメリットがあります。
こういった知識を得る事も、知識を持たず実践していない人達が余計な出費を行っている可能性があるのに比べて、無駄に税金を支払わずに済む事に繋がります。
収入を運用して資産を拡大するには
1億円までの道のりをシミュレーション
普通預金の場合
例えば、毎月の貯金額を10万円に設定して積み立てていったとします。
その場合に1億円貯めるまでにかかる時間は、1000カ月(83年以上)かかる計算になります。
仮に20歳から貯金を始めたとして、1億円達成するのが103歳・・・。
流石に現実的ではありませんし、20歳からいきなり月10万円を貯蓄に回すのが難しいとなれば、更に年月がかかる可能性が出てきてしまいます。
普通預金には金利が付きますが、超低金利時代である昨今の状況を考えると金利で得られる利益は微々たるものです。
目標の1億円を1年預けていても0.001%の普通預金金利では、年間で得られる利益はたったの1000円だけなので資産拡大として考えると微妙です。
又、普通預金や現金積み立てでは、長期で考えると物価上昇によるインフレによって、現金価値の減少といった事も考慮する必要が出てきます。
そこで、考えたいのが株式や投資信託等の投資で運用する方法です。
投資による運用の場合
仮に年利5%平均で複利込みで貯蓄できていったとします。
その場合にかかる年数は、約37年ほどで1億円を超過する計算です。
これであれば、20歳から開始したとしても60歳の定年退職を迎える前に目標を達成できそうです。
20歳から月10万円は難しくても、年齢と共に収入が増えていく中で、前述の通り浪費を減らせばその分貯蓄に回せる額が増える筈なので、一般的に誰でも可能そうな目標ではあると思います。
但し、投資の世界は必ず利益が出続けるというものではありません。
投資を始める際には、元本が目減りする可能性があるというリスクを踏まえた上で、自己責任の上で行う必要があります。
投資についての様々な情報や私が実践している事(まだまだ初心者ですが)は、別の記事で紹介していきます。
老後資金は、2000万円不足する
金融庁が公表した金融審議会の市場ワーキンググループ報告書にて、一般的な企業に勤めた年金受給者において、平均寿命まで生きたとして年金だけだと、2000万円不足するといった事が問題として話題になりました。
1億円を貯蓄するのが難しいとしても、せめて老後までに2000万円は貯蓄しておきたくなるでしょう。
フリーランスであれば厚生年金に加入していない分、一般的な企業に勤めたサラリーマンに比べて更に貯蓄が必要となります。
フリーランスについての年金不足問題についても別記事で紹介していく予定です。
1億円を目標とする理由
もしも、1億円積み立てられたとしたら・・・
実は、これには早期リタイヤだけでなく海外移住も容易に行う事ができる大きなメリットがあります。
1億円で年利3.5%平均位の高配当株を購入したとして、配当益で生活するとします。すると・・・
- 1億円の3.5%は、350万円
- 350万円から源泉徴収額を引くと約280万円
- 280万を12分割すると月額約23万円
- 月平均20万円あれば、タイのプール付きコンドでのんびり生活が可能(3万円はタイランドエリートや一時帰国費用の積み立て)
という事が考えられるようになるのです。
年金を得られる事が可能になる60歳前でも1億円達成すれば、海外リタイヤ生活が可能となる訳です。
1億円貯蓄が達成できるかどうかはわかりませんが、こういった目標を私個人は持って、日々倹約と積み立て投資生活をこれからも続けていく予定です。