タイ旅行中にも同行者同士の連絡のやり取りや、地図アプリで現在位置の確認・日頃のSNSのチェックなどで必要ですよね?
スマートフォン1人1台以上の現代において、インターネットを数日間でも使えなくなるというのは考え難い事なのでは無いでしょうか。
それに旅行中、いざという時の連絡手段が全くないというのは、不安が大きいはずです。
この記事ではオススメの、タイ旅行中のインターネット環境について解説していきます。
タイ旅行中に使えるインターネット環境の種類
タイで使用可能なインターネット環境は、特定の場所で使用可能なものと、どこでも使用可能なものの2種類に分かれます。
これについては、どこの国でも同じですね。
特定の場所で使えるインターネット環境
空港wifi
バンコクの空港では、フリーwifiが使用可能です。
スマホのwifi接続先に@AirportXXXXFreeWifiとなっているものです。(XXXXには、wifiを提供している会社名が入ります)
そのネットワークに接続すると、wifi接続用の情報入力画面が表示されて、入力して送信するとフリーwifiに接続する事ができるようになります。
速度は日本のwifi程ではありませんが、画質を落としたYoutube動画位なら閲覧可能です。
必ず要求される訳ではありませんが、入国審査の時に帰りの航空券予約の提示を求められた時などに、simカードの準備ができていない場合は空港wifiを利用してインターネットアクセスしましょう。
空港wifiの利用可能時間は60分と制限がありますが、接続の手続きを再度行えば、改めて60分の利用が可能となります。
ホテルのwifi(無い場合もある)
こちらは、宿泊するホテルによって無い場合もありますが、ほとんどのホテルではwifiを使用可能な事が多いです。
但し、1日辺り数百バーツと有料で提供している場合もあります。
又、ホテルの無料wifiは、アクセスが集中すると接続しずらかったり、アクセス速度が遅かったりと懸念も少なからずあります。
こちらをメインとして使用するというよりは、いざという時の予備位に考えて利用するようにしましょう。
wifiが提供されているホテルの場合、IDとパスワードを書いた紙をホテルのレセプションでもらえたり、部屋のカードキーに書いてあったりと提供方法は様々です。
宿泊するホテルによっては無料だと低速のwifiでも、有料枠を購入する事で速度の速いwifiを利用する事が可能な事もあります。気になる方は、レセプションにて確認してみると良いでしょう。
カフェやレストランのwifi
カフェやレストランによっては、無料wifiが使用可能な場所があります。
IDとパスワードは、マクドナルドのようなファーストフード店だと、食事やドリンクを購入した際に受け取るレシートに書かれていたり、レストランだと店員さんから教えてもらう事で利用可能となります。
ファーストフードのチェーン店だとほぼ無料wifiがあると思いますが、それ以外のお店では無いことも多いので、あったらラッキー位の感じで利用すると良いと思います。
ちなみに私は、仕事でネットを利用したい時且つ、ホテルのwifiが遅い時には、近くにwifiがあるファーストフード店やカフェが無いか調べて、そこでコーヒーを飲みながら仕事をするという用途で使用する事があります。
ショッピングモールのwifi(通信キャリア契約が必要)
大きなショッピングモールなど、wifiが利用できることがあります。
但し、無料wifiではなくタイ国内キャリアのsimカードを利用していて、別途wifi枠を購入した場合に利用可能なwifiです。
契約も大変ですし、あまり旅行者向けのwifiでは無いので使う機会はほぼ無いと考えて良さそうです。
どこでも使えるインターネット環境
日本の通信キャリア(国際ローミング)
普段日本で利用しているNTTドコモ・au・ソフトバンクやmvno各社が提供している国際ローミングサービスです。
手続き不要で使用できる場合と、手続きする事で利用可能になる場合と対応は分かれます。
mnvoの場合は、そもそも国際ローミングによるインターネットサービスを提供していないケースも存在します。
以下に現時点での各社の特徴をまとめてみました。
通信キャリア | 料金 | 補足 |
NTTドコモ | 海外パケ・ホーダイ 1,980円~2,980円/1日 パケットパック海外オプション 200円/1時間 980円/24時間 2,480円/3日間 3,980円/5日間 5,280円/7日間 | 海外パケ・ホーダイは、申込不要 ※24.4MBまで1,980円で、超過しても最大2,980円 パケットパック海外オプションは、申込必要 ※但し、どちらもMy docomoでWORLD WINGを 申し込む必要があります。(月額使用料無料) ※通話やSMSは別途料金が発生します。 |
au | 海外ダブル定額 1,980円~2,980円/1日 世界データ定額 490円~980円/1日 | 海外ダブル定額は、申込不要 ※24.4MBまで1,980円で、超過しても最大2,980円 世界データ定額は、アプリをダウンロードして申し込みが必要 ※出発前に事前予約した場合早割キャンペーンで490円 (キャンペーン終了時期は、auのホームページで告知されるようです。) 事前予約無しでも980円で利用可能。 ※通話やSMSは別途料金が発生します。 |
ソフトバンク Y!mobile | 海外パケットし放題 1,980円~2,980円/1日 | ※25MBまで1,980円で、超過しても最大2,980円 ※通話やSMSは別途料金が発生します。 |
UQモバイル | 無し | ※インターネットアクセスはできませんが、 通話とSMSのみ国際料金での使用が可能 |
楽天モバイル | グローバル無料 | ※月2GBまで、超過後は速度制限で128kbpsとなります。 |
mineo | 無し | ※インターネットアクセスはできませんが、 ソフトバンクプラン以外なら通話のみ国際料金で使用が可能 |
IIJmio | 海外トラベルSIM 3,850円 / 500MB / 14日間有効 | 別途IIJmioの海外トラベルsimカードを購入する形式。 ※800円で100MB(1日間有効)をリチャージする事が可能。 |
DMMモバイル | 無し | ※インターネットアクセスはできませんが、 通話とSMSのみ国際料金での使用が可能 |
LINEモバイル | 無し | ※インターネットアクセスはできませんが、 ドコモ回線のみ通話とSMSのみ国際料金での使用が可能 |
イオンモバイル | 無し | ※インターネットアクセスはできませんが、 ドコモ回線の場合通話のみ、 au回線の場合通話とSMSのみ国際料金での使用が可能 |
大手キャリアは、基本的にデータ通信もローミングに対応しております。
その中でもauが1日辺りの利用料がかなり安いようです。
NTTドコモも1時間プランをうまく使って、インターネット利用を時間限定すれば、料金を抑える事ができそうです。
mvno各社については、データ通信のローミングに対応していない会社が多いようですが、注目すべきは楽天モバイルで、日本にいるときと同じように無料で使用できるのは、かなりでかいポイントですね。
又、IIJmioのような別途海外用の日本の通信キャリアのsimカードを購入するという方法もsimフリー端末か、simロック解除されているスマートフォンを持っているのであれば1つの手段といえると思います。
simの入れ替えや、wifi端末の持ち運びをしなくて良い。
他のプランよりも旅行日数が長くなると、料金が高くなりがち。
レンタルポケットwifi
ポケットwifiを日本の空港でレンタルし、インターネットを利用する方法です。
現在はsimフリー端末の利用人口が増えたため、以前ほどwifiレンタルを利用する人は減ったと思いますが、simロックがかかった端末しか持っていなかったり、ローミングによるデータ通信ができないキャリアを日本で使用されてる方等が、どこにいてもインターネットを利用できるようにするための唯一の手段と言えます。
simの入れ替えも標準化されてきたため、料金を下げるために1日辺りの利用容量を下げて、低価格で提供してくれるレンタル会社も増えてきました。
例)1.1GB / 日 で 1日辺り199円等(5日間の利用で、総額995円)
simフリー端末を持っていなくても利用可能。使用できる容量が多い割にローミングによるデータ通信より割安。
スマートフォン以外にwifi端末の持ち運びが必要で、スマホ本体以外のバッテリー管理も行う必要がある。レンタルなので紛失や故障のリスクにも注意が必要。
simフリー端末に現地sim
simフリー端末(又はsimロック解除済み端末)に現地キャリアのsimカードを入れて、インターネットをする方法です。
現地キャリアのsimカードには、日本のsimキャリアの様に月額使用料を支払って通信回線を利用する方法と、プリペイド方式で一定期間のみ通信回線を使用できるものの2種類が存在します。
タイでインターネット回線を使用する旅行者は、この後者のプリペイド方式のsimカードを購入してインターネットを利用する事が可能です。
利用方法は主に以下の3つです。
- 空港のsimカード売り場で購入
- 街中のコンビニや携帯ショップ等で購入
- ネットショッピングでsimを購入
空港のsimカード売り場で購入
タイの空港には空港内にsimカード売り場があって、そこで旅行者専用のsimカードを購入し設定までしてもらう事ができます。手数料などを含めると若干割高となっています。
街中のコンビニや携帯ショップ等で購入
空港だけでなく、携帯ショップやコンビニにまで旅行者用のsimカードが売られています。旅行者専用プラン用のsimでは無いものも多いので、多少の知識が必要となります。
ちなみに私はこれを利用して、期間を延長して同じsimカードを使用しています。
ネットショッピングでsimを購入
実は、タイで使用できるプリペイドsimはamazon等のECサイトで販売されています。
しかも、空港や現地のショップで購入するよりも安く購入できるのです。
simフリー端末を持っている私の知人には、こちらを利用してる人たちが多いです。
※但し購入レビューにもあるように使用できなかったという人も少なからずいるので注意が必要です。
他の手段に比べて、一番安く済ませる事が可能。
simロックがかかっていると使えないし、多少の知識は必要となる。
オススメのインターネット環境とは?
容量はどれ位必要か?
1週間程度の旅行であれば、2GBもあれば十分だと思います。
Youtube等の動画再生やアプリのダウンロード・通信が頻繁に行われるゲーム等を利用せず、普通のブラウザ検索や地図アプリの利用・SNSのチェックやメッセンジャーアプリによる連絡程度であれば十分足りる容量でしょう。
ケース別のオススメ3選
楽天モバイルを使用している人
別途何も用意せず、そのまま日本と同じようにスマートフォンを利用すれば良いでしょう。
標準でついているグローバル無料で十分だと思います。
simフリー端末(又はsimロック解除済み端末)を所有している人
amazonでsimカードを購入しましょう。
飛行機搭乗中にsimカードを入れ替えて、空港到着後に利用可能かすぐに確認し、利用可能ならそのまま利用すれば良いですし、利用できなければ空港のsimカード売り場で改めて購入すると良いと思います。
simフリー端末を持ってない・データ通信を大量に行いたい人
ポケットwifiのレンタルをオススメします。
持ち運びに懸念点もありますが、速度と料金のバランスを考えると現在でも十分に標準的な手段です。
ポケットwifiの場合は、複数人でアクセスする事が可能な事も魅力の一つです。
又、他の手段を併用していても、仕事や動画閲覧などでデータ通信を大量に行いたいのであれば、ホテルのwifiの接続が貧弱だとかなり辛くなると思います。
料金重視であれば、無料wifiが飛んでいるところではwifiをうまく活用するなどして、インターネット利用を限定的に賢く利用していくのが良いでしょう。
但し、料金は重視せずmvno以外のキャリア契約している方は、そのまま日本のキャリアのローミングサービスを利用するのが、一番楽な方法だと思います。